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職人への道

Flash職人への道 上級編

条件分岐 if(if、else if、 else)を勉強してみよう!条件に応じて様々な利用のしかたが可能な便利な機能だから頑張ってマスターしてね☆
■条件分岐 if(if、else if、else)とは?
条件分岐 if(if、else if、else)は、条件ごとに処理を分けて行う際に便利な機能です。

条件分岐 if(if、else if、else)の記述方法

条件分岐 if(if、else if、else)を記述する場合は、条件式と処理内容を合わせて記述します。
条件分岐“if”を記述する
条件分岐“if”を使う場合は下記の通りに記述します。
<条件分岐“if”の記述例>
if( [条件式]){
    [処理内容];
}
{”、”}”で囲われた部分が処理内容になります。条件分岐ifのカッコを閉じ忘れないように注意しましょう。
条件分岐“else if”を記述する
条件分岐“else if”を使う場合は下記の通りに記述します。
<条件分岐“else if”の記述例>
if([条件式]){
    [処理内容];
}else if([条件式]){
    [処理内容];
}
else ifはifで指定した条件式に当てはまらない別の条件式を設ける場合に使用します。else if文単体の記述では動作させることができないので、上記のようにif文とセットでの記述が必要になります。“{”、”}”で囲われた部分が処理内容になります。条件分岐if、else ifのカッコを閉じ忘れないように注意しましょう。
条件分岐”else”を記述する
条件分岐“else”を使う場合は下記の通りに記述します。
<条件分岐“else”の記述例>
if([条件式]){
    [処理内容];
}else{
    [処理内容];
}
elseはifやelse ifで指定した条件式に当てはまらない状況において処理をさせたい場合に使用します。else文単体の記述では動作させることができないので、上記のようにif文とセットでの記述が必要になります。else ifとも組み合わせて利用することが可能です。 “{”、”}”で囲われた部分が処理内容になります。条件分岐if、else ifのカッコを閉じ忘れないように注意しましょう。

条件分岐 if(if、else if、else)を使ってみよう

それでは実際に条件分岐 if(if、else if、else)を使ってみましょう。
条件分岐”if”を使う
フレームまたはシンボル等に以下のスクリプトを記述します。
<条件分岐 “if”の記述例>
if( i >= 5 ){
    trace(”iは5以上です。”);
}
この条件分岐”if”の記述例では、iが5以上の場合、処理内容が実行されます。
          
条件分岐”else if”を使う
フレームまたはシンボル等に以下のスクリプトを記述します。
<条件分岐 “else if”の記述例>
if( i >= 5 ){
    trace(”iは5以上です。”);
}else if(i >= 0){
    trace(“iは5未満で0以上です。”);
}
この条件分岐”else if”の記述例では、ifの条件に当てはまらず、else ifで指定している条件の0以上の場合に処理内容が実行されます。
          
条件分岐”else”を使う
フレームまたはシンボル等に以下のスクリプトを記述します。
<条件分岐 “else”の記述例>
if( i >= 5 ){
    trace(”iは5以上です。”);
}else if(i >= 0){
    trace(“iは5未満で0以上です。”);
}else{
    trace(“それ以外の数字です。”);
}
この条件分岐”else”の記述例では、ifの条件、else ifの条件、いずれも合致しない場合に処理内容が実行されます。

条件分岐 if(if、else if、else)の応用

先ほどの記述例では、指定した条件のいずれか(or)が合致する場合の方法を説明していましたが、そのほかにも記述を工夫すれば条件を複合(and)することもできます。また、論理演算子を組み合わせることにより、複数行で記述していたif文を1行にまとめることも可能です。
応用その1:if文を重ねる
フレームまたはシンボル等に以下のスクリプトを記述します。
<応用例>
if( i >= 5 ){
    if(i < 10){
        trace("iは5以上10未満です。");
    }else{
        trace("iは10以上です。");
}
この記述例のようにif文の中に更にif文設けることで、合致した条件の中からさらに詳細に絞り込むことができます。
応用その2:複数の条件を一つのif文にまとめる
フレームまたはシンボル等に以下のスクリプトを記述します。
<応用例>
if( i >= 5 && i <= 10){
    trace(”iは5以上であり10以下です。”);
}
応用その1ではif文を重ねて条件を複合(and)させていましたが、上級編第拾四回「演算子」で紹介した「論理演算子」を使用することで1行での表現が可能です。
応用その3:複数の条件を一つのif文にまとめる
フレームまたはシンボル等に以下のスクリプトを記述します。
<応用例>
if( i == 5 || i == 10){
    trace(”iは5または10です。”);
}
こちらも応用その2と同様に論理演算子”||”を使用したif文です。

まとめ

条件分岐 if(if、else if、else)は特定の条件を満たした時に処理を行いたい場合に使用するぞ。例えばオブジェクトの座標が特定の位置を過ぎたら処理を行ったりするなども可能だ。ゲームなどであれば、ヒットポイントが0になったときにゲームオーバーの文字を表示するなど、そのような判定を行う場合に使用したりすることもあるぞ。アクション性の高いスクリプトを構築していく上では、とても使用頻度の多い機能であるからしっかりと覚えマスターしてもらいたい。