FREE MOTION

Flash職人への道　上級編

第伍回　サウンドを設定しよう

この章ではFlashを更にかっこよく演出するための「サウンド」を説明していくね☆
目で見る演出だけじゃなくて音声での演出も組み合わせれば、もっと雰囲気あるかっこいいFlash作成ができるよ！
どんどんマスターしちゃおう！

サウンドをライブラリに登録する

まずサウンドを利用するにあたって、ライブラリに音声データを登録しましょう。音声データをライブラリに登録するには、ツールバーから[読み込み]ボタンをクリックします。
※ここでは例として、上級編：第弐回に説明したガイドレイヤーのアニメーションにBGMを設定する場合として紹介しています。

ファイルの選択画面が表示されますので、読み込みを行いたいファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックしてください。

サウンド用にレイヤーを用意する

Flashにサウンドを挿入するために、サウンド用レイヤーを用意しましょう。レイヤー名の上で右クリックし、表示されたメニューから[レイヤー挿入]を選択します。
スクリーンショット

“レイヤー２”として新しいレイヤーが追加されます。このレイヤーがサウンド用レイヤーであることを分かりやすくするために名前を変更しましょう。名前を変更するにはレイヤー名の上で右クリックし、表示されたメニューから[名前の変更]を選択します。
スクリーンショット

レイヤー名には”サウンド”と入力し、[OK]をクリックして閉じます。

レイヤー名がこの通り”サウンド”と変更されれば準備は完了です。

サウンドを設置する

それでは、サウンド用レイヤーにサウンドを設置してみましょう。サウンド用レイヤーの1フレーム目をクリックして選択状態にします。選択できたら画面右下のライブラリより、先ほど登録した音声ファイルを編集ウィンドウまでドラッグ&ドロップします。

サウンドの設定が完了したら、サウンドの終了点を設定します。アニメーションの最後または音楽の最後にキーフレームを設置しましょう。
※ここではアニメーションの最後である20フレーム目にキーフレームを設置します。

キーフレームを挿入すると、参考画面のようにキーフレームの位置まで波形が表示されます。
※ここではアニメーションの最後である20フレーム目にキーフレームを設置します。

続けてサウンド用レイヤーの20フレーム目にサウンドの終了設定を行います。
20フレーム目のアクションパネルを開きます。開いたアクションパネルに下記の通り記述しましょう。

大文字、小文字の区別に気をつけましょう。

＜記述内容＞

stopAllSounds();

このstopAllSound();関数は、再生中のあらゆるサウンドを停止する関数になります。サウンドは再生停止を行うか、又は音楽が再生し終わるまで再生が止まることはありません。 Flashアニメーションの最後のフレームには必ずこの
stopAllSound();関数を記述するようにしましょう。

以上でサウンドの設定は終了です。実際にプレビュー再生してみて、音楽が再生されているか試してみましょう。

■注意

Flashアニメーションは最後のフレームまで再生が完了すると、1フレーム目からリピート再生を行うようになっています。Flashアニメーションの最後にstopAllSound();関数を記述していないと、音楽の再生が止まることなく１フレーム目からの再生が開始され、音楽が重なって再生されてしまいますので注意しましょう。

また、再生されている音楽が劣化して聞こえる場合があります。これは、Webで円滑に再生できるように[発行の設定]で音質が低く設定されているためです。
品質を上げたい場合は、FREE MOTIONのメニューバーより[ファイル]→[発行の設定]を選び、設定画面を表示させます。表示された設定画面にある[サウンド]という項目の”サンプルレート”、”ビットレート”の数値を上げることで音質・品質を上げることができます。
ただし、品質を上げることで容量が大きくなってしまいますので、回線速度の遅いPCから再生させた場合などに音が途切れてしまう可能性があります。この数値を上げることで再生させるPCに負担がかかってしまうので注意してください。

お疲れさまでした。

サウンドの設定はうまくいったかな？
今までは主にアニメーションについて語ってきたが、サウンドという今まで扱っていなかったオブジェクトの操作は新鮮だったのではないかな？サウンドをも巧みに使いこなすことで、アニメーションだけでは表現のできない更に上級でスタイリッシュなFlash制作が行えるぞ。
是非ともサウンドの設定をマスターしてくれ。

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